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第38回の報告
2026年7月4日(土)




*「永遠のいのち」というみことばは・・・マタイの福音書には3箇所/マルコの
福音書には2箇所/ルカの福音書には3箇所 出てきますが、ヨハネの福音書
には17回出てきます。ヨハネの福音書の目的が「永遠のいのち」を与えるこ
と、だからです。
*「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あ
なたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得
るためである。」(ヨハネ20:31)


*多くの人は永遠のいのちを「死後の天国」と考えます。しかしヨハネは「永遠のいのち」は将来だけでなく今から始まる、と教えています。
イエスは言われました。
「わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのち
を持っています。」(ヨハネ5:24)
「持っています」と現在形です。
つまり、永遠のいのちは信じたその時から始まる神との新しい命なのです。

*「ビオス(βίος, bios)」と「ゾーエー(ζωή, zoē)」は、どちらも新約聖
書で「いのち」と訳されるギリシャ語ですが、意味には大切な違いがあります。
*ビオス(βίος)― 地上で生きる生命や生活そのものを表します。
-
肉体の命/毎日の生活/財産や生計
-
つまり、「ビオス」は時間に限りがある地上の命です。
*ゾーエー(ζωή)― 神から与えられる命、本当の命、永遠の命を
表します。
・ここでいう命は、単に長く生きることではなく、神との交わりの
中で生きる命を意味しています。

*共観福音書では「永遠のいのち」は未来の報いとして語られます。
・「永遠のいのちを受け継ぐ」「永遠のいのちに入る」というように、神の国
の完成の時に受ける祝福として語られることが多くあります。

*共観福音書では、「永遠のいのち」という言葉よりも、「神の国」が中心テーマ ですが、「永遠のいのち」と「神の国」はほぼ同じ意味です。
*共観福音書では、「永遠のいのち」は単に永遠に生き続けることではありませ
ん。神と共に生きることです。
*共観福音書では、今の世界は完成しておらず、やがて神の国が完成するとき、
義人は永遠のいのちに入ります。

*マタイの福音書19:29
また、わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子ども、畑を捨てた
者はみな、その百倍を受け、また永遠のいのちを受け継ぎます。
*マルコの福音書10:30
今この世で、迫害とともに、家、兄弟、姉妹、母、子ども、畑を百倍受け、 来たるべき世で永遠のいのちを受けます。
*ルカの福音書18:30
必ずこの世で、その何倍も受け、来たるべき世で、永遠のいのちを受けます。

共観福音書は「将来完成する神の国」を強調し、
ヨハネの福音書は「信じる者に今すでに始まっている永遠のいのち」を強調しています。
両者を合わせて読むと・・・
永遠のいのち
とは
『キリストを信じることによって
今この世に始まり、
神の国の完成において 完全なものとなる命』
と理解できます。
ついては・・・
信仰者である私たちは
イエス・キリストと共に歩む日々の中で
将来の天国を望みつつ
今も与えられている永遠の命の恵みを味わいながら
喜んで生きて行きたいものです!
完

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