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第4回の報告

​2023年6月3日(土)
​本日のスケジュール

1− 開会の祈り           

2−15分 ショートスピーチ (伊藤 紘一さん)

   〜テーマ : 『福音の触媒として用いられたい』

3− 近況報告 (一人5分)    

4− グループに分かれて祈り合う (15分)  

  〜終了後、再度全員で集まります〜特別なトピックスがあれば報告して下さい

5− 閉会の祈り     

(1)伊藤紘一さんの証しとメッセージを掲載します
信仰の証し
 祖母から信仰を受け継いだ3代目クリスチャン。高校1年生(15歳)の時に信仰告白。以来、クリスチャン人生を貫く。32歳の時、横浜から鎌倉に移転。良い教会を探した結果、鎌倉に引っ越す。鎌倉雪ノ下教会に在席48年。長老を長い間勤める。父親が晩年、病を機に信仰を持つ恵みを体験した。
経歴
 
大学卒業後、大企業に35年間勤める。その間、社内起業家として様々な新規事業を立ち上げる。60歳で定年後、2003年に(有)勇元を立ち上げ現在に至る。(有)勇元は、本物ベンチャーをめざす人々を支援するコンサルタントです。詳細は下記を参照下さい。
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15分ショートメッセージ

『福音の触媒として用いられたい』

80歳を迎えた私は、こうなりたいのです!

壮年期には多くの方々とのお付き合いがあり、思い通りにはならなかったことも、

いつも主イエスに助けられて、公私ともに恵まれて生かされてきましたことを心から感謝しております。

大手メーカー、経産省管轄財団法人、大手商社を経て、60歳からは、

ベンチャー育成コンサルタントとして活動するという、一貫して新規事業創出に関わって来た、

エクサイティングな歩みでした。

自分なりに大勢の方々と誠実に付き合いをして来ましたが、

口には出さないけれどクリスチャンとしての筋は通してまいりました。

「伊藤さんは、ひょっとして、クリスチャンですか?」と言われたことも多かったのですね。

私の一つひとつの行動が他者からは鋭く見抜かれているのですね!

後から、ピーンと背筋を正しましたね。

コロナ禍のお蔭でこの3年、ネットでYouTubeやメルマガをガンガン見たり

広範な分野の読書にも励むことができました。

多様化した世の中のカラクリや人々の内面の想いを知るにつけ、

益々、難しい“分断の時代”が到来したことが分かります。

【80歳で出来ることは何か?】

  • 失敗と、そこからの立ち直りの経験を伝授する

  • 成功した人間関係の作り方と維持の仕方を示す

  • 人の心の安らかさを保つ方法を具体的に教える

  • 歴史、哲学、芸術など人文科学の活用を薦める 

  • 押しつけずに、信仰の大切さを日常生活で示す

 

【そのためには何が“肝”か?】

私という個人としての“規範”を充実させることが肝要でしょう。

何を根底に据え、何を“使命”として生きるのか?

 

何を根底に据えるのか? → 主イエスの愛です!

何を使命として生きるか? → 周囲の人も主イエスの愛に与ることです!

その基本に則って日常生活を実行することこそが、

私の周りにいる他者の参考になれば嬉しいですね!

【具体例】

*事業継承相談:60年前日曜学校高等科教師をしたときの生徒さんから、ご子息に社長を譲ったが、意見

        対立して困っているので助けて欲しい、と相談されています。

 

*ミャンマー: 90%がクリスチャンである山間部チン州に住む女性が、日本で介護事業に就労することを

        希望しているので斡旋に尽力しています。

 

*友人が教会に:数年間お付き合いのある65歳の友人が、教会に初めて行きたいとのことで6月4日渋谷の                              教会にデビューするのに同行予定です。祈ってください。

 

*教会の活性化:ご病人や要介護高齢者などを見舞いに伺う、教会から離れてしまった教会員の元にお話を

        聴きに行く、更に敷居が高くて教会に辿りつけない方々への伝道など、ついついサボってし

                       まいますよね。“会いに行く教会”の石川牧師を見習って何か手を打つなど、“教会生活習慣病”

                       の撲滅策を始めたいですね。

【結論:福音の触媒】

  先ずは私が主イエスによって“福音の触媒”に改造して戴き、

 悩みの中に居られる友人の元に出かけて行き、悩みに耳を傾ける。

ただ友人の傍らに居るだけで、友人の方から主イエスの愛に反応し始めます!

 私を“触媒”として、主イエスと友人の間に、“愛の化学反応”が起こされます!

 

 皆さまも、”福音の触媒”になりたいでしょう?

A catalyst for the Gospel !

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(2)石垣哲郎さんが素敵な詩を紹介して下さいました

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【最後の100マイル

  ある人が人生の尾根にたどり着きました。そこから後ろを振り返って今まで歩いてきた人生の道を眺めました。ある所では緑の牧場を通り、ある所では荒野の道を行き、薄暗い谷間を歩き、激しく流れる大きな川を渡り、船に乗って嵐の中を航海し、また陸地に上がってひたすら歩き続けました。こうして彼はこれまで来た山あり谷ありの道を顧みました。

 

​  そして彼は、その通り道でいろんな人と出会って喜んだり、泣いたり、悲しんだりして共に交わり、楽しい時間を過ごし、そして別れていったことを思い出しました。思えば恥ずかしい事もあったし悔いが残る事もありました。人には言えない事もあったし、やり残した事も随分あったなぁと反省しました。

 

  そして今この人生の尾根にやっとたどり着くことが出来ました。ここまで大きな病気もせず何とか健康にも恵まれ、元気に歩いてこれたことに感謝の思いが湧きあがりました。

 

  そして前方に目をやると2本の道が見えました。1本の道に目をやるとそこにはこれからの自分の姿が映っていました。どこへ行っても人生の成功者として尊敬され、集会に行けば必ず上座に座らされ長老としてスピーチが求められ、みな敬意をもって耳を傾けられました。各方面から役職や名誉職が与えられ、今までの苦労が報われ、高齢者としても大切に扱われ、それなりに満足の行く姿でありました。

 

  彼はその姿を見て何となくどこか寂しいように感じられました。そしてもう一方の道に目をやると、そこはほんのりと薄暗くて寂しそうな細い道でした。彼はしばらくそこに立っていましたが、すぐに寂しそうな細い道に引き込まれるようにして入って行きました。

 

  しばらくは薄暗いトンネルのような道を歩いて行くと、パッと視界が広がりました。そこは今まで見たこともないような明るいすがすがしい風景でした。あたり一面が生き生きとした緑の牧場のようでそこにはいのちの水の川が流れていました。

 

  このいのちの水の川に沿って一本の道が通っていました。その道の遠くには小高い丘があって、その丘の頂には何か神々しく輝く栄光の輪が見えました。

 

  この川の中には多くの魚が集まり生き生きと泳いでいました。川の岸には魚を求めて多くの漁師が集まり喜び楽しみながら網を降ろしていました。

 

  川の両側にはあらゆる果樹が植えられており、毎月々実がなって豊かな食物となり、その葉は薬となりました。

 

  暖かい日差しに包まれて、天からは御使いが賛美を奏で、みずみずしい青葉の香りが吹きつけるようなさわやかな光景でした。

 

  彼はすぐこの道を歩いて行こうと決心しました。今まで来ていた服を全部脱ぎ捨てて、頭には救いの帽子をかぶり、腰には真理の帯を締め、胸には正義のチョッキを着け、足には福音の靴を履きました。そして左手には聖書を持ち、右手には御言葉の杖を握って前に向かって歩き出しました。

 

  こうして彼は両手を上げて、賛美歌を歌い御言葉を口ずさみながら、人生最後の100マイルを軽やかに歩いて、あの小高い丘の頂から天に昇って行きました。

​(3)門谷さんが紹介してくださった
         ディグニティ・セラピーについて

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​愛知県がんセンターのホームページから転載します
​詳細は下記のサイトをご覧下さい
https://cancer-c.pref.aichi.jp/site/folder6/1162.html
 ディグニティ」とは、尊厳という意味です。つまり、本療法は、がん終末期の患者さんの尊厳を維持することを目的とする精神療法的アプローチのひとつということになります。

 ディグニティ・セラピーは、カナダのウィニペグ市にあるマニトバ大学精神科教授チョチノフ博士によって考案されました。がんの末期にある患者さんたちに、これまでの人生を振り返り、自分にとって最も大切になったことをあきらかにしたり、周りの人々に一番憶えておいてほしいものについて話す機会を提供するものです。

 実際には、患者さんは8つの質問を手渡され、2、3日かけて答えをイメージアップします。そして、質問紙に沿って、面接者を相手に、愛する家族や友人に言い残しておきたいことを語ります。それはオーディオ録音され、その逐語録を基に、面接者が文書を作成します。それは後日、ご本人の前で読み上げられ、内容確認して頂いた上、郵送ないし直接に手渡しされることになっています。1週間ほどで完成します。

 本院では、入院緩和ケアの患者さんに対し、2006年5月より施行されています。おそらく、日本では最も早いスタートだと思われます。本サイトで公開される患者さんが増えることによって、より多くの患者さんが本療法を利用されることにつながればと思います。「死」について語ることは、まだまだタブーです。その実践、公開を決意された患者さんたちの勇気に感謝します。
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#0.資料1:ディグニティ・セラピーの質問(文献1より)

  1. あなたの人生において、特に、あなたが一番憶えていること、最も大切だと考えていることは、どんなことでしょう?
    あなたが一番生き生きしていたと思うのは、いつ頃ですか?

  2. あなた自身について家族に知っておいてほしいこととか、家族に憶えておいてほしいことが、何か特別にありますか?

  3. (家族としての役割、職業上の役割、そして地域での役割などで)あなたが人生において果たした役割のうち最も大切なものは、何でしょう?なぜそれはあなたにとって重要なのでしょう、そして、その役割において、あなたは何を成し遂げたのだと思いますか?

  4. あなたにとって最も重要な達成は、何でしょう?何に一番誇りを感じていますか?

  5. あなたが愛する人たちに言っておかなければならないと未だに感じていることとか、もう一度言っておきたいことが、ありますか?

  6. 愛する人たちに対するあなたの希望や夢は、どんなことでしょう?

  7. あなたが人生から学んだことで、他の人たちに伝えておきたいことは、どんなことですか?
    (息子、娘、夫/妻、両親などに)残しておきたいアドバイスないし導きの言葉は、どんなものでしょう?

  8. 将来、家族の役に立つように、残しておきたい言葉ないし指示などはありますか?

  9. この永久記録を作るにあたって、含めておきたいものが他にありますか?

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​適用例は下記の愛知県がんセンターのホームページをご覧下さい
https://cancer-c.pref.aichi.jp/site/folder6/1162.html
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